感情表現のこと

今日読んだブログ

感情表現について (内田樹の研究室)

一つは「感情表現が抑制できない人が増えている」という解釈。
一つは「感情表現について抑制的である必要はない」という考え方が広く定着したという解釈。

つまり、過度に感情表現をおこなう人々が増えているということですね。

怒るというのは、怒りの感情、思い通りにならないことに対する憤りが表面化したものですが、その本質は、「他人を自分の思い通りにしたい」ということです。

なるほど。


ということは、パフォーマンスとして怒る人以外、つまり無意識に怒ってしまう人は、わがままな人であり、そのわがままさに気がついてない、あるいは他人を受け入れることができない人ということになると思います。

自分を含め、通常怒られることは嫌です。で、怒られた場合、渋々その人の怒りを静める方向で行動を起こします。
しかし、それではモチベーションが上がらず、結果的に怒った人も最高の結果を得ることが出来ないので、また怒ることになるでしょう。

たいてい、怒った本人はそのことに気がつくことなく、同じ事を繰り返すわけですが…

僕は、卓球を子供に教える際、基本的には怒らないようにしています。
それは、自分が怒られたら嫌だな…という気持ちが根底にあります。「己の欲せざる所は人に施す勿れ」ですね。また、怒った後に自己嫌悪に陥ることも、怒らない理由のひとつです。
ただ、それ以上に、怒っても心は動かないと思っているからです。そして、実際に怒らないで接した結果、子供達の本当の気持ちに接することができ、こどもの心を動かすことが出来ていると思っています。
それが、教育という観点から見た場合、正しいのかどうかわからないんですが、自分が出来るのは、卓球を教えることだけですから、それに対して真摯に取り組むだけです。


元のブログと、話題の方向性が変わってしまいましたが、感情表現については、まだまだ深く考えていきたいです。