指導者の思い

中学の男の子たちは、卓球だけに落ち込む事が出来ないみたい。
それを、子どもたちだけの責任には出来ないと思うのは、変だろうか?
僕は、指導者がそういう環境を作ることが出来ないこと、指導者側の熱い想いを伝えきれていないことにも、問題があると思う。

そこで、少しでも僕の気持ちを伝えようとして、こんな文章を書いてみんなに渡してみた。

卓球を好きで頑張っているみんなへ その1

僕は卓球を好きでやっているみんなのことを、少しうらやましいと思う。
だからこそ、意味のある結果を残して欲しいので、少し恥ずかしいけれど、こんな文章を書いてみました。

【まず、目標を決める。】

目標とは、自分がこれから進んでいくための、ゴール地点。
ゴールがはっきりしていれば、進む方向も距離もはっきりする。
どのくらいのペースで、どの方向に進めばいいのかが分かれば、今、遅れているのか?進んでいるのか?も分かる。
そのためにも、目標は具体的でわかりやすい必要がある。


記録を競うスポーツは、比較的そういった事がかんたん。
タイムを計ったり、距離を測ったりすればいい。
卓球は、試合結果である程度比べることが出来るが、細かい部分が見えにくいので、日頃の練習の中で目標を意識することが出来ない。


そこで僕が提案したいのは、各練習メニューにおいて自分としてどのような結果になったら、その練習をクリアできたか?という目標設定だ。
たとえば、フォア打ちなら、毎回必ず100回以上つなげる。とか、バックランダムなら、2回に1回は、5球以上ラリーをする。とか、常に自分が設定したゴールを意識して練習をするといいと思う。


それから、「やる気が出ない」という時があると思うけれど、やる気とは元々無いもので、何かをやると出てくるものなのだ。
嫌でも、自分で練習に行くと決めたら時間通りに練習場に行く。
それが最初のスタート。


今日の練習は、昨日の続きで、明日に繋がる。
自分がほんの少しずつでも変わっている事を意識出来るように、はっきりした目標を立てたい。


必ず、目標はノートに書き、何度も見返すようにすること!!!


以上(その2に続くかも…)

こういった文章を紙で渡しても、きっと適当に扱われて、スポーツバックの中でごみになってしまうのだと思う。そんな風に想像してしまう自分も、あまり好きではない。子どもたちのことを信じていないのだから。
ただ、なにも行動を起こさなければこちらの気持ちは伝わらないから。
スマートなやり方ではないかもしれないけれど、気持ち、伝えていきたいです。

愛があるなら叱りなさい (幻冬舎文庫)

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